都教委傍聴記:空っぽの「答申」、いじめ防止にはならない
根津公子の都教委傍聴記(2026年7月30日) 公開議題は、議案が都立小・中学校の教科書採択について、報告が ⓵都教委いじめ問題対策委員会答申について ②「学校教育のDX推進に向けた有識会議」の設置について ③「都立第一商業高校の改編に関する基本計画」に基づく入学者選抜方法について。非公開議案に懲戒処分3件があった。小中学校の教科書採択は、来年度は新たな採...
〔週刊 本の発見〕佐多文学の真髄はこの一冊で味わえる
<評者:志真秀弘> 毎木曜掲載・第444回(2026.7.30) 『キャラメル工場から—佐多稲子傑作短編集』(佐久間文子編、ちくま文庫、2024年3月、880円) 本書に収められた佐多稲子(1904〜98)の十六の短編のうち「水」は日本文学の名作としても知られる。400字十数枚だが、二十歳にならない貧しい女性の境遇と人生とがここに凝縮されている。小説はこう...
ウィシュマさん死亡事件が結審、12月に判決〜原告が訴え「入管と国の責任明らかに」
7.22 第18回口頭弁論・記者会見・支援集会報告(小野政美) 「ウィシュマさん名古屋入管死亡事件裁判」結審、判決は、12月11日(金曜:午後2時半)、名古屋地裁裁判官3人に、正義と良心、勇気ある、公正公平な判決を求めます! (1)ウィシュマ・サンダマリさん(33歳)の遺族が、国を相手取り約1億5000万円の損害賠償を求めている「ウィシュマさん名古屋入管死亡...
「ヘイトにNO! 全国キャンペーン」〜20万筆の署名集まる
1次キャンペーンの総括で会見、統一地方選見据え2次キャンペーンへ <竪場勝司> 外国人の人権問題に取り組む団体でつくる「ヘイトにNO! 全国キャンペーン」は7月28日、参議院議員会館で記者会見を開き、差別禁止法の制定などを求める、20万筆を超える署名が集まったことを発表した。今年の秋以降は、来年の統一地方選でのヘイト的言動の防止などを見据えて、「第2次キャ...
土田修のコラム : 現代のラッダイト運動とデジタル資本主義
●フランス発・グローバルニュース NO.21(2026年7月29日) 土田 修 ル・モンド・ディプロマティーク日本語版の会理事兼編集員/ジャーナリスト(元東京新聞編集委員) 急速なAI(人工知能)技術の進展に対する抵抗運動が世界的に広がり始めている。その象徴的な出来事が、Google傘下のAI企業DeepMind本社前でのハンガーストライキ(昨年9月)や、...
官邸前アクション:退役自衛官を使った「日本版ICE」に抗議!
日本版ICE(移民排斥執行官)の創設をやめろ! 退役自衛官を「外国人摘発」に加担させるな! 7.27官邸前緊急アクション、約50名の怒りが炸裂 那須研一(学童支援員) 7.28(木)、高市政権は「不法在留外国人の摘発強化のため」出入国在留管理庁職員の増員を閣議決定。退役自衛官を入国警備官として活用する、という。「元自衛官は即戦力になる」と平口法相。 今月、ア...
美術館めぐり:「まなざしの奇跡 日本女性写真家の冒険」展
時代をうつす写真の変容/渋谷・ヒカリエホール <志真斗美恵 第25回(2026.7.27)・毎月第4月曜掲載> 「まなざしの奇跡 日本女性写真家の冒険」展は、2024年フランスの「アルル国際写真フェスティバルを皮切りに14万人を動員した規模世界巡回展が拡大して待望の日本上陸」(本展チラシより)をした凱旋展。英語タイトルは「I’m So Happy You...
増え続ける現職自衛官のパワハラ・自殺の実態
堀切さとみ AI戦争まで想定し、急ピッチで軍事化が進む中、自衛隊内でのハラスメントが深刻化している。7月26日、東京・中野で、自衛官の人権を考える会が行われた。 2004年から20年間で1644名。これは自衛官の自殺者数だ。2024年においては、世界中で過酷な戦闘行為を行う米軍の自殺死亡率より高かったという。20人の男性隊員から性的暴行を受けた五ノ井里...
笑い茸 NO.168〜議事堂に熊は出ないが狐狸が出る
議事堂に熊は出ないが狐狸が出る 眠れたらこんな悪法できぬのに 質問へ憲兵の貌笑みが消え 寝たふりか法制局のお役人 ヒラメには包丁に見え人事局 ニッポンの福祉にトラの爪の跡 オスプレイ ミサイル増えて不安増え 住民の思想調査をよしと小泉 AIも神風ドローン帰れない 神棚の榊ほとんど中国産 ごぼう抜きされても九条座り込み ペンライト日本列島点が線
【レイバー映画祭アンケート報告】労働者の連帯はやっぱり素敵だ
堀切さとみ(映画祭実行委) 今年も沢山の人が板橋区グリーンホールに足を運んでくれた。とはいうものの、危険な暑さや他のイベントが重なったこともあり、午前中のみ、あるいは午後から参加という人も多かった。 オープニングの『新根室プロレス物語』。プロレスファンじゃなくても(むしろ嫌いだったという人でも)観てよかったという声が多数寄せられた。「働く労働者がプロレスを...
【反差別】仲間を殺すな!相模原障害者殺傷事件10カ年追悼集会
<東京東部労組・須田光照> 東京東部労組は7月25日夕、神奈川・相模原の障害者施設「津久井やまゆり園」で障害者が殺された事件から10年を迎えるにあたって追悼集会をJR亀有駅頭で実施しました。 集会には組合関係者のほかにもネットで案内を見たという人たちも参加しました。みんなで犠牲者に黙とうを捧げるとともにマイクやプラカードで社会に蔓延している優生思想への反対を...
パリの窓から : 法治国家からの逸脱が進むフランス
第107回・2026年7月24日掲載 気候変動に対する無為 日本でのフランスについての最近のニュースはおそらく猛暑、フォンテーヌブローの森の大火事などだろう。5月後半から7月前半にかけて、例外的な猛暑に3度も見舞われた(ヨーロッパの他の地域でも)ことは、気候変動(温暖化)が加速している証拠だ。フランスは2003年の猛暑で例外的な多数の死者を出し、その後も...
〔週刊 本の発見〕再生エネへの道を閉ざすしくみと欲望のありか
<評者:大場ひろみ> 毎木曜掲載・第443回(2026.7.23) 『それでも日本に原発は必要なのか?―潰される再生可能エネルギー』青木美希 著・文春新書2026・2月刊 この本の中身に触れる前に、僭越ながら、WEB論壇誌『現代の理論』で筆者が連載している倉持忠助のことに触れておきたい。倉持は戦前、テキヤ(飯島一家傘下)でありながら東京市議会議員となり、電...
アリの一言:憲法第1条「天皇は…国民の総意に基づく」の二重の虚構
今回の皇室典範「改正」について、朝日新聞の社説(18日付)は「象徴天皇制が国民の総意に基づく以上…」、東京新聞の社説(同)は「国民の総意に基づく「象徴」として…」など、いずれも憲法第1条を前提にして高市政権の「暴挙」(東京新聞)を批判しました。 批判は当然ですが、憲法第1条を前提にした議論・批判は正しくありません。なぜなら、第1条の象徴天皇制には二重の虚...
怒りは車道に広がった!〜「髙市やめろ、高市やめろ」の大合唱
7月19日、改憲反対の「19日行動」の日。午後3時すぎ、猛暑のなか汗だくだくで人びとが集まってきた。しかし右翼と警察による妨害があり、いつもの国会正門前から、急遽、国会図書館前にメインステージが変更された。国会図書館前は満員電車状態になり、そこで集会が行われた。冒頭、マイクを握った菱山南帆子さん(↓写真)の怒りはすごかった。 「怒髪天を衝く」スピーチで警...
































