<志真秀弘>
 今回は『新しい階級社会―最新データが明かす〈格差拡大の果て〉』(橋本健二)をテキストにして、2月21日午後2時からズームにて開催されました。出席者は8名で活発な討論が広がりました。
 1995年、村山内閣のとき、日経連は「新時代の日本的経営」を発表しました。その後、派遣労働者が急増し、非正規雇用労働者「890万人(就業人口の13.9%)」の現状がもたらされます。著者はあるニュースショーで、コメンテーター(中野信子)の非正規=自己責任論に対して、そんなことではないと強く批判したようです。討論では、非正規労働者を「アンダークラス」、つまり階級と位置付けることへの疑問、また労働組合・労働運動、外国人労働者などに本書が触れられていないことなども指摘されました。精密なデータ分析に基づく労作であることには間違いありませんが、同時にレイバーネットTV225号「非正規労働者の闘い」などの捉えた現実も併せて考えたい。
 また討論では、今回の衆議院選挙の結果をめぐってそれぞれの意見が活発に提出されました。とくに運動側の反省点を共通認識にして反撃を考えようとの視点が強調されました。
 次回は4月18日(土)午後2時からとし、テキストは案をメーリングリストで出し合うことにした。