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1923年の関東大震災の直後に起きた朝鮮人・中国人虐殺事件を伝える活動に取り組む埼玉県内の団体が6月、初めて東京・北区の赤羽でパネル展と講演会を開く。
主催者は「東京の人たちに、歴史と向き合うきっかけにしてほしい」と話す。
この団体は「姜大興(カンデフン)さんの想(おも)いを刻み未来に生かす集い実行委員会」。
震災直後、埼玉県の旧片柳村(現さいたま市見沼区)で虐殺された朝鮮人青年、姜大興さん(当時24)を追悼し、事件について語り継ぐ活動をしている。
内閣府の中央防災会議の専門調査会がまとめた報告書(2009年)によると、震災の混乱の中、東京や埼玉など関東近郊で朝鮮人や中国人の虐殺事件が起きた。
実行委事務局長の小川満さん(74)によると、赤羽周辺は当時、工場や軍の基地が密集していたといい、虐殺に関する証言もある一方で、公的な史料が乏しいのが現状という。
今回は、震災直後の虐殺事件の概要や背景を解説したパネルのほか、流言による恐怖心の拡大から川口駅を目指して橋を渡る避難民や、陸軍赤羽工兵隊の出動など、震災直後の川口市と赤羽周辺の状況を伝えるパネルを展示する。
初めて東京で開催することについて、小川さんは「埼玉県内の各地、特に荒川を挟んで東京と隣接する川口で起きた事実を知り、東京の人たちにも『自分たちの地域ではどうだったのか』と歴史に向き合うきっかけにしてほしい。100年以上前の話として済ませてはいけない」と話す。
パネル展は6月27、28日の午前11時~午後5時、東京都北区赤羽南1丁目の赤羽会館第2集会室である。
入場無料。
28日午後2時からは小ホールで日朝協会埼玉県連会長の関原正裕さんが公式記録に基づく当時の川口・赤羽の状況を解説するほか、証言の収集や追悼活動を続けてきた市民団体「ほうせんか」の理事、西崎雅夫さんが「北区で何が起きたのか」をテーマに講演する。
参加費は1千円。
問い合わせは小川さん(090・7422・2002)へ。
展示会|関東大震災犠牲者姜大興(カン・デフン)さんの想(おも)いを刻み未来に生かす集いパネル展
日 時:6月27日(土)~6月28日(日)11時~17時
場 所:赤羽会館 第2集会室
〒115-0044 東京都北区赤羽南1-13-1
JR「赤羽駅」東口徒歩5分
アクセス→https://x.gd/Z8UQo
地図→https://x.gd/MEVNe
入場料:無料
主 催:姜大興(カンデフン)さんの想(おも)いを刻み未来に生かす集い実行委員会
連絡先:090-7422-2002
講演会
講 師:関原正裕さん、西崎雅夫さん
日 時:6月28日(日)14時~
場 所:同上会館 小ホール
参加費:1000円

