
志真秀弘です。
今回は『社会主義都市ニューヨークの誕生』(矢作弘)をテキストにして、4月18日午後2時から開催されました(ズーム開催)。当日は初めて参加された方お二人を含め、14名の出席者で活発な討論が広がりました。
本書は、後半でアメリカ史に現れる社会主義者たちの群像を描いています。ニューヨークに現れたマムダニ市長は、歴史的にも地域的にも孤立した政治現象ではないことがよくわかります。地域住民が共同して社会を作ろうとする歴史があるのです。1906年地震直後のサンフランシスコを訪れた幸徳秋水は、住民の自治に感激しています。日本でも1960年代から70年代にかけて「革新自治体」が次々に生まれた時期があります。そして今年に入って、石川県に始まり、清瀬市、久喜市、東金市、練馬区などで次々に自民党推薦の現職が敗れるなど新しい動きが見られます。最近国会前の集会などに若い世代が増えているとの発言もありました。高齢者が目立つと言われていた集会やデモの様子がはっきりと変わってきている様子です。ニューヨークでは「(地の)塩になる」という言葉が使われて色々な運動に飛び込む若い人が生まれているという話も出ました。つい最近ニューヨークを訪ねた参加者から、地下鉄が暗くマンハッタンの道路事情も劣悪なのに驚いたという話がありました。東京都心では住宅費が跳ね上がり、とても単身者は住めない状態です。若い人が行動せざるを得ない生活環境は東京でも作られています。
次回のブッククラブは6月27日土曜日2時からズーム開催とします。テキストはメーリングリストでぜひ提案してください。

