市民の力で世界を平和にするために


知多 歩
正月からトランプのベネズエラ軍事侵攻が勃発したとんでもなく物騒な年の初め、1月6
日に安全保障と戦争にかかわるふたつの催しに行った。
ひとつは、飯田橋の東京ボランティア市民活動センター会議室で行われた「日本の安全
保障政策で市民は守れるのか」主催:ゲノム問題検討会議。
講師は筆者が日頃から注目している石井信久さん(島じまスタンディング)・平山貴盛さん
(ジェノサイドに抗する防衛大学校卒業生の会)・ラサール石井さん(社民党副党首)・天笠
啓祐さん(ジャーナリスト、日本消費者連盟)で、13時30分から3時間の予定は30分近く
オーバー、期待通りにいろいろ考えさせられる中身の濃い内容だった。

続いて、言動がますます迷走しエスカレートする米大統領トランプに抗議せねばと、「トランプはベネズエラから手を引け!! 1.6緊急抗議」にアメリカ大使館前へ。といっても大使館には近づけず、溜池山王駅の出口付近で、国際法違反のベネズエラ侵略、大国の横暴、日本政府の無策に抗議の声をあげた。思い思いのプラカードを持つ参加者は大半が20~30代の若者。掲げられた大きな逆さ星条旗が象徴的で、当事国であるベネズエラの方からの発言や、同じような構造で苦しめられてきたとフィリピン出身の方の発言もあった。18時30分から1時間余の集まりの参加者数は「数え忘れた、200人ぐらいかなあ」と極めてアバウトなスタッフ談。
この日も大量に動員され過剰に市民の行動を規制する警察官により、寒空のなか狭いエリアに囲い込まれた参加者は、自由であるはずの歩道での通行や写真撮影を邪魔されるなど自由を奪われた。
無表情で仕事に励む警察官のなかにもきっと戦争反対の人はいるはずだ。そもそも軍隊に代表されるような人間の自由を押し殺す命令服従の組織には無理がある。その無理を押し通すために、さまざまな装置が必要なのだろう。
社会全体が息苦しくなってきた。が、まだまだ抗議行動が呼びかけられ、声をあげる人たちがいる。そこに希望がある。


