イベント詳細

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あるくラジオ34回
7月4日(土) 午後2時~3時 ゲスト=馬場朋子さん(写真家)

 今回は写真家の馬場朋子さんをゲストにお迎えします。この2年間で馬場さんは三冊の写真集(『Underrated』シリーズ、TOMOKO BABA名)を刊行しています。2024年に刊行された第1集、第2集を経て、さらに今回の第3集「Underrated2025」へと視線は一貫しています。過小評価され、みくびられた人々(Underrated)の姿を、カメラは巨大都市東京の夜に捉えています。かつての「アレ、ブレ、ボケ」の方法を現代の空気感、閉塞感を切り取る手法へと発展させています。「息苦しい時代」を生きる人びとと共に苦しみながら、馬場さんはカメラをはなしません。 今回の出演にあたって馬場さんに写真を撮り続けることへの思いを、寄せてもらいました。

「私は55歳で、新しい仕事や環境に挑戦しながら、写真を撮り続けています。私が撮りたいのは、都市に生きる人たちの孤独、寂しさ、怒り、不公平さ。街灯に照らされた影や、街の片隅に残された感情の痕跡に強く惹かれます。なぜなら、私自身が孤独を感じてきたからです。写真を始めたきっかけは、こんな世の中だけど、自分には何も出来ないと思ったことでした。自分はなんて無力なんだろう。そう感じながらも、それでも何かしたかった。その時、写真を撮り始めました。 私にとって都市とは、その国家、その社会の、陽も陰も、全て併せ持つ、矛盾が凝縮された世界です。便利さも、理不尽さも、人々の想いも、充満した空気も、都市にはそのまま表れているように感じます。私自身も、仕事、人間関係、環境の変化の中で立ち止まったり、自信を失ったりしてきました。それでも写真を続ける理由は、続けること自体が私にとっての道だからです。これまでひとつも続いたものがなかった私にとって、続けることには意味があります。ほんの少しでも、爪痕が残せたらそれでいい。そんな気持ちで続けています。 ひとりの労働者として、写真を撮る者として、残念ながら何もしないという選択肢はありません。孤独や不公平さの中でも、人は自分の尊厳をかけて立ち上がろうとします。そして、これまでもそういう人たちが歴史を動かしてきたのだと思います。とにかく少しずつでも撮り続けること。その先に希望があるかは分からないけれど、私は今日も写真を撮り続けたいと思っています」

番組では行動的で勇気を求められる写真を、馬場さんはどのように撮影しているのか、その内側を聞きます。ご期待ください。

●パーソナリティー=しまひでひろ/ささきゆみ
●技術=まつばらあきら
●配信スタジオ=ビデプレス
●放送サイト https://www.labornetjp2.org/walking-radio/34/
ユーチューブ https://youtube.com/live/7o7q9gkx5-8
*放送後はアーカイブで、いつでもお聞きいただけます。
●お問い合わせ・ご感想などは、mgg01231@nifty.ne.jp にお寄せください。