<那須研一(夜市/学童支援員)>

私は、出勤前にNAS最寄駅の「四谷三丁目」2番出口=消防博物館前でイスラエル製殺傷兵器輸入反対のスタンディングをしている(NASは防衛省から資金供与を受けて同国の自爆ドローン導入に関与)。1人で始めたアピール行動だけれど、このところ弁護士のHさん、「ひのきみ」反対全国ネットのWさん、いつも体に反戦メッセージを装着しているAさんらが代わる代わる来て一緒に立ってくれる。

そのWさんに誘われて「国旗等損壊罪」反対連絡会事務局に入り、元・都高教のFさんを含めて3人で「損壊罪」反対リーフレットを作成。5.3の憲法集会で大々的に撒こう、ということに。私はスタンディングの宣伝もするつもり。

昼12時に有明駅集合だったが、自宅最寄駅近くのネットカフェでイスラエル製兵器反対チラシを手直ししていたら、りんかい線「国際展示場」着が正午を回る。そこから間近の有明駅まで徒歩1分のはずが、集会参加者の人波に阻まれる。

ようやく有明駅前の交差点で2人と合流して、私がリーフを撒き始めたのが12時半。会場を目指す信号待ちの人たちに呼びかける。「高市政権が制定を目論む国旗損壊罪法は、国策に異を唱える声を封じるための法律です。戦争推進法です。反対しましょう!」。リーフは次々と捌けていく。Fさん自作ののぼり旗には日の丸に束縛された人の絵。とてもよく目立つ。Wさんの持つリーフの束も瞬く間に消えていく。「侵略の旗への敬意の強制は加害の歴史の再現です」。

事務局若手メンバーのTさんも情宣に加わる。信号の向こうを見ると、日の丸を掲げた一団が何か叫んでいる。Fさん「戦争反対の集会を妨害する人たちが必ず振り回すのが日の丸です。日の丸はヘイトの象徴でもあります」。「レイシスト帰れ!」と私。右翼グループは間もなく退散。多勢に無勢か。

1000部用意したリーフ、12時50分にはほぼ「完売」。4人はそこで解散。私は会場の有明防災公園の中へ。入口近くで「治安維持法犠牲者国家賠償要求」の署名を呼びかける人たち。記名をしてリーフを渡す。「損壊罪」とともに制定が狙われているスパイ防止法は、かつて治安維持法の果たした役割を担うものだろう。

ステージを取り囲む芝生を埋めつくす人、人、人。遊歩道に数多くの団体がブースを出している。「ひのきみ」強制反対のテントに旧知のOさん。鮮やかな黄色の洋服。「目立ちますね!」「人目を引かないと。昨日買いました」。リーフを渡す。

その近くで、持参の自作チラシ「朝の『戦争反対!』スタンディング 一緒に立ちましょう!
/ 防衛省・NASは私たちの税金でイスラエル製殺傷兵器を買わないでください」を配布。「イスラエルから武器を買うことは虐殺支援です!私たち納税者が殺戮に加担することです!」と声を上げると「その通り」と近づいてチラシを受け取ってくれる人が続々。

空腹の限界に近づいたので、食べ物の屋台を探しながら入口の方に戻ると「アプデよりインストールしろ 憲法」のプラカードを持つ女性。「同感です。写真撮らせてもらっていいですか?…アップデート、とか言う前に、憲法実現しろよ、ですよね、憲法が守られてないから社会がおかしくなってるのに」「みんなそう思いますよね!」。武器輸入反対のチラシを渡すと共感してくれる。

屋台を探してうろうろしていると、透明ビニールを振る人がいる。真ん中に丸く穴があいている。うまい!アナーキー!「これなら国旗損壊罪になりませんね」と声をかける。「なるわけありません」と笑う。ナイスセンスである。

焼きそばを食べ終えるとデモ出発の時間。最後尾付近に入りこむと、H弁護士の姿。「スクールカウンセラー裁判の支援を呼びかけてました」とのこと。デモコースは人通り少ないが、バスの乗客やマンションの中の人に届くように「戦争反対!命を守ろう!」「戦争反対!9条変えるな!」と叫ぶ。

ゴール地点は豊洲駅近くの児童公園。多数の親子連れ。「戦争反対!子どもの未来を守ろう!」と最後の訴え。あとから到着した一団ののぼり旗を見ると「ここがロゴスだ ここで跳べ!をつぶやく会」「猫のひげを拾い集める護憲市民の会」。写真を撮らせてもらう。

「ロゴス」の人たちは資本論読書会? 「マルクスですね」と声をかけると「はい、知ってる人は知ってますね」と返してくれる。楽しそう…今年の憲法集会は今までにないほどの切実さで反戦平和の声が上がった。その一方で、かつてないほど1人1人の自由と創意が輝いていた。力を合わせて戦争を止めよう!9条を守ろう!