
<東京東部労組・須田光照>
東京東部労組が加わる労組反戦行動実行委員会は5月1日、反戦メーデー行動を首相官
邸前と米大使館前で実施しました。
同実行委はさまざまな労働組合で構成していますが、今回の反戦メーデー行動には各労
組の組合員だけではなく、どこの組合にも入っていない人たちがネットで見たと多数参
加。思い思いのプラカードや旗を掲げるなどして一緒に戦争反対を訴えました。
米大使館前での前段行動では、警察官の不当な規制により行く手を阻まれて大使館まで
はたどり着けませんでしたが、大使館にほど近い旧JTビル前で行動を開始しました。
冒頭、米国とイスラエルによるイラン侵略戦争で虐殺された人びとに哀悼の意を表して
参加者全員で黙とうを捧げました。
在日イラン人女性が発言に立ち、米国の侵略を糾弾したうえで「戦争いらない!平和を
!」とコールしました。
米国の蛮行はイランだけではなく、パレスチナ・ガザへのイスラエルによるジェノサイ
ドの支援、ベネズエラに軍事攻撃して大統領を拘束・連行するという侵略行為、キュー
バへの体制転換を狙った経済封鎖による人道危機など世界各地で相次いでいます。
参加者は各団体のリレートークで米帝国主義の無法ぶりを確認するとともに、140年前
の米国シカゴの労働者の決起をきっかけにメーデーが誕生して世界の労働者が次つぎと
闘いに立ち上がった結果、8時間労働制を獲得したように万国の労働者が団結して闘い、
真の平和を獲得しようとの決意を固めあいました。
続いての首相官邸前での行動では、高市政権のイラン侵略戦争への加担、憲法改悪、ス
パイ防止法、武器輸出解禁への反対を訴えました。4月29日にあった連合のメーデーで
は来賓として招かれた高市にヤジすら禁止するという情けないメーデーでしたが、ここ
では思いっきり労働者が「高市ヤメロ!」と声を上げました。かつて日本の労働組合が
戦争協力した歴史をくり返さず、労働者・労働組合こそが反戦運動の先頭に立とうと同
実行委が呼びかけました。
両行動で発言した労組・団体・関係者は次のとおり。東京東部労組、全労働者組合、東
京清掃労働組合、東京ゼネラルユニオン、三多摩労組、ユニオンネットお互いさま、全
関東単一労組、東部全労協、葛飾区労協、在日イラン人団体「私たちのイラン」、在日
韓国民主統一連合、新社会党、本郷文化フォーラムワーカーズスクール、萩尾健太弁護
士。
各労組や団体からの発言だけではなく個人として参加した人たちからも発言を受けまし
た。戦争への不安から最近ひっきりなしにデモに通っているという女性は「これまで反
戦デモを続けてきたみなさんのおかげ」と労働運動へのエールを送ってくれたうえで、
「高市政権にはうちらのことを殺すのをやめてと訴えたい。高市は今すぐやめてほしい、
小泉(防衛大臣)も」と怒りの声を上げました。
別の女性は今日が生まれて初めてのデモだと話しながらも「去年、弟の子どもが生まれ
た。こんなに尊い存在である子どもたちの未来が明るいものになってほしいという一心
でデモに参加した。職場でこういう話をすると冷めた空気があるが、これだけ多くの人
たちが戦争反対を訴えているのを見て今日は心強かった。自分にできることをやってい
きたい」と発言してくれました。
戦争反対を求める民衆のエネルギーが高まっています。このエネルギーと労働運動が結
合していくことが大きな課題です。職場で資本家に酷使されている労働者と資本家の金
もうけのための戦争に駆り出される労働者は地続きです。職場でも国会前でも声を上げ
て、戦争協力を拒否するストライキが打てる力強い労働運動をつくっていきましょう。

