

<那須研一(川柳名・夜市/杉並区学童支援員)>
退勤後、19:40頃。国会議事堂前駅で下車して改札口を出ると警察官多数。「4番出口からしか出られません」と叫ぶ警官。「集会をやってますので」。
地上に出ると議事堂の南側(下図のH)。左手は官邸。右手の財務省上交差点に向かって行列が伸びる。その列はコーンとバーの規制線で歩道の片側に押し込められて動かない。「前に詰めないでください」と警察。これでは正門前のステージ付近に近づけないではないか⁉︎
…と思うと、列が少しずつ前進。でもまた止まる。ここにはスピーチの声もコールも届かない。「憲法9条を変えるな」のプラカードを頭上に掲げる。スタンディング仲間のWさんが行列左側のバーに沿ってチラシを配りながら近づいてくる。Wさんの「国旗損壊罪反対集会をやります」に呼応して「国旗損壊罪反対!」と私。
「あ、なすさん」「ご苦労様です…日の丸の神聖化、愛国心の押しつけは戦争への道です!4/11の集会に来てください!」。私の背後から、女性の遠慮がちな声で「戦争反対」の声が上がる。私も「戦争反対!」。「改憲反対!」「高市やめろ!」…行列からコール&レスポンスが自然発生。
どれくらい人が集まっているのか、ここにいてはわからない。バーをまたいで列を離脱、財務省の方まで歩いていき、信号を渡るとここにも長蛇の列(C)。
引き返して財務省側の歩道に行ってみると、やはり多数の人が規制線に囲まれていて、その後尾の男性が私に「こちらの女性(2人連れ?)遠くから来てるそうです。向こうに近づけませんか?」。「正門前に行く信号のところ、規制されて進めないようです…どちらから来られたんですか?」と私。「四国です…向こうに行けないんですか?」「デモなのに動けないって変ですよね」と女性たち。

確かに。「行ってみましょう」と私。女性たちと交差点の信号まで戻ると黄色テープが行く手を阻んでいたけれど「青になったら通します」。一緒に上図Aに進む。
ここでも最後尾についた私たちの前には色とりどりのペンライトの連なり。ステージ付近の様子は見えない。前に進めない。上図の国会前庭(南庭)のAの側には石垣で盛り土が固められ、庭を囲むフェンスに沿って多数の植栽。石垣の上に上がった私が女性たちに「登れますか?」。
「ついてきてください」。植え込みとフェンスの間を進む。「足元に気をつけて」。ステージ①の近くまで進む。スピーチがはっきりと聞こえる。そしてコールの大合唱。「高市総理は憲法守れ!」「自民も維新も憲法触るな!」「平和を守れ!」。
「四国のどちらから来られたんですか?」「…県です。20人でスタンディングを始めました。どちらの方ですか?」「杉並区の学童支援員です…(イラン侵略をやめろ、のプラカードを見せながら)小学校を爆撃しましたよね、本当に許せない」「ほんとですよね!」。
歩道より高いところに立っている私たちから、上図Eの光の隊列が見える。「最後のコールやります!まだ元気残ってますか?」の声。無数の「ペンラ」が揺れる。
改憲派が議席の大多数を占める議事堂の外壁を、反戦の光が染め上げる。国会前の反戦混声合唱は女声が優勢。愚劣な戦争策動を私たちは決して許さない。
「本日の参加者は3万人、配信視聴者7万人。全国148か所で同時アクションが行われました」との主催者発表にどよめきが起こる。ステージ①周辺=WWOFゾーンでは、大半が20代、30代の女性か。
21時過ぎに集会解散。女性2人が「本当にありがとうございます!」。「よかったです。私、レイバーネットというウェブサイトで夜市通信を書いてます。たかいち、じゃなくて、よるいちです」「夜市さんですね」「頑張りましょう!」…今や反戦ムーブメントは全国に波及しています。戦争を止めよう! 命を守ろう! 高市政権を打倒しよう!

