〔映画の部屋〕一人の人間として、国家の前に立つ女~『金子文子 何が私をこうさせたか』
堀切さとみ(映像制作者) 『金子文子 何が私をこうさせたか』を観た。数年前に観た『金子文子と朴烈』(イ・ジュンイク監督)の文子は、茶目っ気たっぷりという感じ。でも、浜野佐知監督にかかると全く違う。乾いた凄みのある、まるで野獣のような文子を、菜葉菜が演じている。浜野監督は『金子文子と朴烈』を観て失望し、自分が絶対に撮らなければと決めたようだ。 文子と朴烈の決別が強く印象に残った。実際、朴烈は転...
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堀切さとみ(映像制作者) 『金子文子 何が私をこうさせたか』を観た。数年前に観た『金子文子と朴烈』(イ・ジュンイク監督)の文子は、茶目っ気たっぷりという感じ。でも、浜野佐知監督にかかると全く違う。乾いた凄みのある、まるで野獣のような文子を、菜葉菜が演じている。浜野監督は『金子文子と朴烈』を観て失望し、自分が絶対に撮らなければと決めたようだ。 文子と朴烈の決別が強く印象に残った。実際、朴烈は転...
<志真斗美恵 第21回(2026.3.23)・毎月第4月曜掲載> ●東京オペラシティアートギャラリー「アルフレド・ジャー あなたと私、そして世界のすべての人たち」展 アルフレド・ジャー、2018年ヒロシマ賞を受賞している。彼は、1956年チリ・サンティアゴに生まれた。建築と映像制作を学んだ後、1982年ピノチェット独裁のチリを出て以後、ニューヨークを拠点に美術活動をしている。 ヒロシマ...
高井弘之 「戦争止めよう!沖縄・西日本ネットワーク」共同代表/写真 みなさんへ。東アジアで進む日米・西側中心国による「中国への戦争態勢」構築と、ベネズエラ・イラン等に対して米国らが行なっている侵略を目前にしながら、このふたつの現実の関係をどう捉えるべきか、歴史的視座も踏まえて、書いてみました。このテーマは、この前、発信させていただいた新しい拙著『「中国への戦争態勢は誰のための何のためのものか』の...
<竪場勝司> コカ・コーラ自販機の補充配送会社シグマベンディングサービスで働いていた男性が仕事中に熱中症で倒れ、その後死亡した労災をめぐり、遺族や労働組合の関係者が3月19日、事実上の元請けである日本コカ・コーラ(本社・東京都渋谷区)に対し、シグマ社に厳しく指導することなどを求める申し入れ行動を実施した。 過酷な労働環境で熱中症になって倒れ、闘病後に死亡 ドライバー助手として勤務していたAさん...
高市トランプ会談直前の3月19日夜、人びとの危機感と不安感は大きかった。高市首相がトランプと戦争協力の約束をしてくるのではないか、自衛隊が派遣されるのではないか、日本はこれからどうなってしまうのか。3月19日の国会議員会館前の「19日行動」(2015年の安保法制成立に反対して毎月行われている)は、かつてない規模になった。議員会館前の歩道は人、人、人であふれ、満員電車の車内のような状態だ。自由に歩...
<評者:那須研一> 毎木曜掲載・第427回(2026.3.19) 『石川一雄 短歌に託して』(解放新聞埼玉支局編著 解放出版社 2025年刊) イラン侵攻が始まった2月28日(土)夕刻。北区にある銀河実験劇場で、狭山事件をテーマにした一人芝居『石蕗(つわぶき)の花ー石川一雄・短歌に託して』(写真下=大阪公演のチラシ)を見る。目の前の舞台は獄中。そこに立つ石川一雄さん(演者・岩崎正芳さん)...
第104回・2026年3月19日掲載 極右活動家死亡事件の真相とリヨンの極右デモ リヨンで死亡した極右活動家カンタン・ドゥランクの事件について、メディアで報道されたのとは異なる内容のビデオや証言があることを前回のコラムですでに指摘したが、詳細がわかるビデオ(立っている彼が病院に行くのを拒んだ場面の映像など)がその後SNS上で流れ、極右の自称「フェミニスト」団体ネメジスの虚言が明らかになった。...
アリの一言 16日、米軍新基地建設を強行している沖縄・辺野古沖で2隻の船が転覆し、京都から平和学習で訪れていた同志社国際高校の武石知華さん(17)と、転覆した「不屈」の船長・金井創さん(71)が死亡しました(写真左は引き揚げられた「不屈」)。 事故の原因究明はこれからですが、多くの市民の反対を押し切って自民党政権が強行している新基地建設が遠因であることは間違いなく、あらためて怒りを禁じえま...
さすがにヤマト運輸は大企業だ。本社ビルは、東京・銀座の一等地にデンと構えていた。3月16日午前11時半、そこに集まってきたのは「非正規春闘実行委員会」のメンバーたち約50人だった。 この日は「非正規春闘・統一ストライキ行動日」だった。仙台けやきユニオンは、ヤマトの仕分け倉庫で働く非正規労働者を組織している。25%の賃上げを求めてきたが、会社の回答は「ゼロ回答」であったため、ストライキを実施する...
移住労働者の春闘である「マーチ・イン・マーチ2026」が3月15日、上野公園で開催された。移住労働者やをはじめ、日本の労働組合、市民グループなど350人が集まり盛り上がった。「差別をやめろ」「コンビニ弁当を作っているのは私です!」のプラカードを掲げ、通行人に呼びかけた。サンバの踊りや音楽隊を先頭にした賑やかなデモで、大いに沿道の注目を浴びた。以下、写真提供は小林春彦さん。
<井手窪啓一(なかまユニオン)> 3月15日、厳しい寒さの中ではありましたが、晴天に恵まれて、「何とかしろ物価高!今すぐ賃金上げろ!2026春闘デモ」を若者の街アメリカ村から御堂筋で行いました。主催は、関西非正規春闘実行委員会とコミュニティユニオン関西ネットで、40名の労働者が集いました。 デモに先立つ集会では、参加した各労働組合から切実な現状と闘いの報告が相次ぎました。集会の冒頭、北大阪ユニ...
<大場ひろみ> 連日の寒の戻りが緩んで、晴天の3月14日、家賃の高騰に悲鳴を上げる市民が、「家賃高すぎ。何とかしろ!」デモに集まり、新宿の街を練り歩いた。主催は「住まいの貧困に取り組むネットワーク」×「首都圏青年ユニオン」で、協賛として「東京地方労働組合評議会」と「国民の住まいを守る全国連絡会」が参加している。 気持ちの良いデモ日和だ。三々五々新宿東口前の集まった様々な人びとは、労働運動系のイベ...