
<那須研一(杉並区学童支援員)>
2026年2月8日(日)。衆議院選挙。雪のちらつく午前中、近所の小学校で「差別と戦争に反対する1票」(畠山澄子さん)を投ずる。夜8時の選挙特番開始と同時に「自民党圧勝」 。316議席で3分の2を占める。
前日の7(土)、私は「都教委包囲・首都圏ネット 総決起集会」に招かれ、大内裕和・武蔵大学教授の基調講演のあと、ゲストスピーカーとして「『日の君』強制とパレスチナ連帯ー命に寄り添う側に立つ」というタイトルでスピーチをさせてもらった。
大内さんは「高市自民の圧勝=スパイ防止法、改憲、核武装、徴兵」「大軍拡=大増税と社会保障の切り捨て、があらわになる」と述べた。高市首相自身、選挙に先立ち「国論を二分する政策に挑戦」する自分を信任せよ…戦後最大の巨大与党が出現した今、日本社会はファシズムと戦争に雪崩こむ勢いだ。
出勤前のスタンディング、9(月)は防衛省前でやります、と告知したところ、上記集会主催者の渡部秀清さんから参加表明。明けて月曜。厳寒の朝。四ツ谷駅のトイレで遭遇した私たち2人は「日本軍」の中枢に向かう。「ひどい結果ですね」と私。「これではっきりした」と渡部さん。
8時20分、正門前に立つ。出勤の大群衆と機関銃を持つ自衛隊員たち。
「戦争推進勢力が大半の議席を占めた今、彼らは、憲法9条を投げ棄て、ますますの大軍拡と戦争に突き進むでしょう。イスラエル製武器の輸入にものめりこむでしょう。しかし私は、軍拡反対、虐殺支援反対、戦争反対です!」…すり鉢状の窪地に立つ私の声が反響する。
渡部さんも声に力が入る。「戦争推進派、議会では多数でも我々市民は戦争を望まない。選挙中、トランプ大統領は高市首相を絶賛した。自衛隊の皆さん、トランプ・高市の戦争で前線に送られるのはあなたがたです!」
「イスラエル製ドローン輸入は虐殺支援」のプラカードを掲げながら私が続ける。
「そうです、自衛隊員の皆さん、侵略戦争の尖兵になってはならない…イスラエルから虐殺兵器を買って、ガザの子どもたちの命を奪うことにも反対です。そして、日本の子どもたちの未来を戦争の暗黒に突き落とすことを、私は絶対に許さない。戦争反対!職員の皆さん、あなたがたこそ、声を上げてください」。
正門に向かって右手の位置から信号を渡って反対側に移動。押し寄せる職員の大波に向かってプラカードを頭上高く持つ。渡部さんは市ヶ谷駅の方から出勤する人たちに「防衛省と海外物産はイスラエル製自爆ドローンを買うな」のチラシを配布…見ると、門のそばで海外からのビジネスマン?2、3人と会話。
8時40分、私が職場に向かわねばならない時間になり、2人で撤収にかかる。「オーストラリアから来た、っていうから、あなたたちも参戦させられるよ、って言ったら笑ってた」と渡部さん。「オーストラリアには三菱重工が戦艦輸出に乗り出してるし、米日豪で軍事演習やってますね」と私。
20分間の短い情宣だったが、渡部さん、チラシ5枚程は渡せた様子。身振りと笑顔で賛意を示してくれた職員もいた、とか!
駅に向かう道すがら「手応えあったなあ、やってよかった」と渡部さん。「出発の朝ですね。負けてられない」と私。渡部さんは明日、高井戸駅前で「戦争させない杉並1000人委員会」の情宣がある、という。
「市民運動がばらばらではだめ。打倒高市で大同団結しましょう!」。これが今日の2人の結論。殺人ドローン入札も2/17に迫る。まさに正念場である。

