組合が法人に提出した抗議及び団交申入書の要求
久下格

 大阪市西成区で12年間にわたって組合つぶしと闘ってきた、ケアワーカーズユニオン山紀会支部は、このたび、西成地域全体の介護労働者の組合へと飛躍するために西成支部として再出発しましたが、再出発した組合は、12月16日、拠点職場、やまき介護すてーしょんの中で最後に残ったグループホームの一方的な閉鎖を通告してきた社会医療法人山紀会に対する抗議行動を、おおさかユニオンネットワークの仲間、支える会の仲間とともに闘いました。

● グループホーム事業廃止について

(1) グループホーム事業廃止を撤回すること
(2) グループホーム事業廃止について事前協議すること
(3) 山本時彦理事長および介護部長は、利用者への権利侵害を行わないこと

●未払い賃金について

(1) 未払い賃金を求めた組合員に対して、全額未払い賃金を支払うこと
(2) グループホーム職員のワンオペ夜勤時の未払い賃金3年分を支払うこと
(3) 山紀会全職員に対して、1分単位で残業代を支給すること
(4) 山紀会全職員に対して、未取得休憩分、サービス早出分を残業代として請求するように通知すること

文書の受け取りを拒否して紛糾

 新たに組合との窓口となった本部管理職が、従来と同じように本部玄関で文書を受け取ることすら拒んだため紛糾して、パトカーが出動する騒ぎになってしまいました。
 山紀会は、労働組合を徹底して無視したまま、訪問介護部門、デイサービス部門に続いて、10年以上暮らす100歳の方をふくむすべての利用者に一方的に通告して、やまき介護すてーしょんで最後に残ったグループホームも閉鎖しようとしています。
 ケアワーカーズユニオン西成支部は、グループホームの閉鎖に最後まで反対し、さらに、これまで支払われてこなかった未払い賃金の全額の支払いを求めて闘い続けています。
 変わらぬご支援をお願いいたします。