『ピケをこえなかった男たち』『日本人 オザワ』など5本を上映


ことしも「国立キノ・キュッヘ」を会場に、三多摩レイバー映画祭を開催します。5本の作品の上映し、上映後トークがあります。プログラムは以下のとおり。オンラインでは映像・トークともに配信します。(写真は2023年の第一回)

<2024年6月2日(日) 開場12.30>
●13.00『ピケをこえなかった男たち』(ケン・ローチ監督作品/1997年・50分)
 1995年のリバプール港湾労働者争議を描いたもの。500人の常用雇用者が解雇され、非正規雇用に置き換えられた。現代の非正規時代の先駆けとなった事件だった。ケン・ローチのTVドキュメンタリー作品。日本語版制作=ビデオプレス。トーク=松原明(日本語版制作)さん。
●14.10『私の好きな店』(制作=津田修一/2023年・20分)
 昭和の雰囲気が残る「町中華」のいい店がどんどんなくなっている。危機感をもった作者が、ビデオカメラを手に取材をはじめた。トーク=津田修一さん。
●14.50『わたしは非正規公務員』(制作=山岸薫/2023年・20分)
 市民の暮らしから命を預かる公務現場で「非正規公務員」が70万人以上働いている。しかし、その実態はひどいもので、無権利、最低賃金、雇止めが横行している。そんななか初めて当事者が映像で声を上げた。トーク=山岸薫さん。
●15.30『マリアとサリー〜パワハラの正体』(制作=映像作家・鈴木敏明/2024年・15分)
 フィリピント人女性のマリアさんとサリーさんは、職場のパワハラとたたかった。二人のたたかいから日本のパワハラの正体が見えてくる。トーク=鈴木敏明さん。
●16.00『日本人 オザワ』(韓国KBS作品・2023年・96分)
 海を越えた日韓労働者の連帯のたたかいの歴史を描いたドキュメンタリー。2023年12月に韓国で全国放送され、「素晴らしい日本人がいる」と大反響だった。1989年韓国スミダから2023年の韓国サンケンまでの30年余、支援の中心だった尾澤孝司・尾澤邦子を追った。トーク=尾澤孝司さん、尾澤邦子さん。
18.00終了予定