出典:4.19国会前大行動で配布されたチラシによる
ウクライナ戦争を巡ってトランプ米政権は、「和平」を仲介すると称してロシアへの制裁を緩和し侵略国の戦費調達を助ける一方、ウクライナへの兵器供与は事実上停止しています。
ロシアへの肩入れ、つまり米ロの結託が一段と明らかになったと言えます。
トランプもプーチンも、自らあおった「脅威」を正当化して自国の勢力圏確保を図る帝国的植民地主義の野心を隠そうともしません。
軍事力を過信する点では共通しているからです。
ウクライナ戦争の「和平」を巡る構図は、「米ロvsウクライナ」という極めて不公正で不条理に満ちたものになりつつあると言わざるを得ないのです。
ロシアのウクライナ全面侵攻から4年を経て、私たちが目の当たりにしてきたのは、「侵略戦争は許されない」という原則さえ投げ捨て、侵略者ロシアの肩を持つ一部の「反戦派」の変節です。
正直驚いています。
ウクライナから自由と尊厳、自決権を奪い属国化しようとするプーチンの作り話をまるでなぞるように代弁しながら、「反戦」を偽る〔語る〕ことは、偽善と言う他ありません。
侵略を受けたウクライナの人々の苦痛と犠牲の大きさをまったく理解していないことの表れです。
軍事大国であるロシアが軍事的に優勢であっても、戦う意志自体は侵略に抵抗するウクライナ側の方が上回っているのです。
つまりウクライナ戦争が示していることは、軍事力で圧倒的な差(非対称性)があったとしても、屈服せず徹底抗戦する相手を降伏させることは、侵略者であってもそう簡単ではないという現実です。
ウクライナの人々自身が、このロシアによる侵略戦争という本質を理解しているのです。
「ロシアはドンバスだけが欲しいのではない。狙いはウクライナ全土の征服だ。騙されてはいけない」「耐え抜くか、滅ぼされるか」-どれだけ長くなっても必要なだけ、自由と尊厳のため、将来のため、愛する人のために、ロシアの侵略と戦う-と訴え、領土の割譲を条件にした欺瞞的な「和平」をきっぱりと拒否しています。
ウクライナの人々が2倍以上のロシア軍に対して、どれだけの犠牲を払って戦ってきたか、敬意をもって想像してみて下さい。
「ウクライナで私たちは生きていく。1日でも長く、1人でも多く」と切実に訴える声に耳を傾けて下さい。
あるウクライナ人は、「世界がここまでロシアの国際法違反の侵略と戦争犯罪を傍観していなければ、ウクライナはこんなに苦しまなかったはずだ」と悔しさをにじませ訴えています。
ロシアによるウクライナ侵略に対してこの4年、世界は何をしてきたのでしょうか。
口シアの侵略を座視したり黙認して、果たして反戦や平和を唱えられるのでしょうか。
国際社会の傍観が、侵略による犠牲者を増やすことにつながっている現実から私たちは目を背けるわけにはいかないのです。
(文責:原隆)
ウクライナの今を知る5.17講演会
日 時:5月17日(日)午後1時15分開場
会 場:神保町区民館 洋室A・B
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町2-40(神保町ひまわり館内)
東京メトロ&都営三田線・新宿線「神保町駅」徒歩5分
アクセス→https://x.gd/W10xN
地図→https://x.gd/1j8BQ
講 演:谷川ひとみさん
2011年以降ロシア南部の北コーカサス地方を訪れ、歴史を専門に研究。
大学院在籍。
2015年以降、ウクライナを訪問し、25~26年に長期滞在。
主 催:ウクライナ連帯ネットワーク(SUN)
連絡先:090ー1429ー9485

