2月5日夜の池袋西口ひろばは、人波でぎっしり埋め尽くされていた。血液がんで治療中の「れいわ新選組」山本太郎代表が街頭演説に立ったからだ。聴衆は心配そうに見守っていたが、山本代表は元気そうだった。「あまりにも働き過ぎて死ぬところだったが、私はラッキーだった。その手前で気づけた。ここから体を治して、もう一度あの妖怪だらけの永田町に戻って鬼退治したいと思っています」と語りはじめた。
 演説は午後7時15分から午後8時までの45分間、身ぶり手ぶりを交えて「太郎節」が炸裂した。世界の頂点にいた日本が30年間の経済衰退で転落したこと、庶民の生活と中小企業がつぶされていること、消費税は法人税を減らすためにつくられたこと、一部の大企業だけが儲ける構造になっていること。そしてこう表現した。「1%の人間がこの国を食い荒らし、99%は底が抜けている。左か右かの問題でない。上と下とのたたかいなんです。ひっくり返していこう」と。
 高市政権に対する危機感は大きい。「今回の選挙で、自民党に300議席を絶対に渡してはいけない。このまま行けば戦争に近づく。ウクライナをみてもわかるが戦争はビジネスであり、アメリカの武器市場になっている。武器ビジネスで儲け、ずっと戦争をやってきたアメリカに従属していく日本は、東アジアに緊張をつくり、戦争になりかねない。この道を止めるには、憲法を守らせることだ。憲法を守ってないやつらから憲法を取り戻さなければならない。れいわは体張りますよ。国会の中で体張ってでも止める。れいわに力を貸してください!」。聴衆からは「太郎、太郎」のコールがまき起こった。(M)

参加感想:山本太郎の最後の訴え (2026/02/05)

小泉雅英
 池袋西口に、こんなに集まった人々。どこの組織から動員されたのではなく、自らの意志で、この場に来た人たち。嘘のない政治を目指し、山本太郎の言葉に、共鳴した人々、市井の民衆が、こんなにいることを、あらためて痛感させられた。
 嘘と利権にまみれた、既成政党の壁を破ることを目指した、山本太郎たち。この6年間、ブレずに、身体を張って、やっている政党。政党は、歴史的伝統などを看板にしているようでは、ダメなのだ。社会の底辺に暮らす人々を、なめんなよ、ということ。
 何年か前に、山本太郎の街頭演説が、池袋であるから一緒に行かないか、と誘われたが、都合がつかなかった。その時、誘って下さったのは、松田健二さん。1970年代の初めから、社会評論社を育てて来た人。彼も、今は居なくなったことを、感じながら、今日の集会に参加した。(松田健二さん2025/11/24逝去)
 山本太郎が旗上げした時に、応援集会に参加して、感じたことを、報告したもの。↓
http://www.labornetjp.org/news/2019/0712koizumi