
<尾澤邦子>
「街頭宣伝活動等禁止」の裁判が大阪地裁で始まりました。
日東電工に対して、韓国の100%子会社韓国オプティカルハイテックの工場閉鎖、一方的なメールでの解雇通知、労組弾圧などに抗議したことで訴えられました。
原告は日東電工の髙﨑秀雄代表取締役。訴えられたのは、おおさかユニオンネットワークの西山さん、オプティカルハイテック労組のチェ・ヒョンファン委員長、尾澤孝司、尾澤邦子、通訳の方です。
1月27日、東京から新幹線で大阪に行ってきました。
大阪地裁で進行協議の後、法廷に入ると30数席の法廷傍聴席はすでに満席、立ち見の傍聴者もいました。廷吏の姿は見当たらず、東京の警備法廷との違いを感じました。
裁判では、チェ・ヒョンファン委員長の意見陳述を西山さんが代読しました。この裁判が、労働者の正当な権利行使に対する「戦略的封鎖訴訟(スラップ訴訟)」だとして、日東電工の支配構造について明らかにしました。韓国オプティカルハイテックは、日東電工グループにおける韓国内生産拠点として設立されたこと、また「ワン日東、ワンコリア」と、技術、資本、経営統制のもとで運営されてきたこと、生産品目や取引の仕組み、主要な意思決定などは、すべて日東電工グループの戦略に従属していることなどを明らかにしました。労組の要求は「実質的な使用者にその責任を問い、同一事業に対する雇用継承の原則を適用せよとする正当な要求だ」と訴えました。
被告にされた尾澤孝司さんが意見陳述を行いました。尾澤さんは「日本における日東電工東京本社等に対する申入れ行動は、韓国における「韓国オプティカルハイテック支会」の解雇撤回、雇用継承を求める労働争議と不可分の関係です」「韓国の労働争議の一環として、一体的に取り組まれている行動です」と話しました。そして、支会は日東電工が韓国で100%所有する別の子会社・韓国日東への雇用保障を求めていること、その要求は韓国では国会議員も支持していると訴えました。にもかかわらず日東電工は支会との話し合いを拒否し、「職場を占拠している」と、解雇したうえに組合員の自宅や賃貸住宅の保証金まで差し押さえようとするなどの人権侵害を行っていると訴えました。日東電工による解雇は不当であり、雇用を継承しないことも不当であることを裁判長は十分認識し、公正公平に審議することを求めました。
次回弁論は、7月13日(月)午後2時から大阪地裁です。
大阪方面の方、傍聴行動、よろしくおい願いいたします。
なお、労組による話し合い要求で社長宅を訪問したことで東京地裁に訴えられた「面談強要等禁止」裁判は、次回2月6日(金)午後3時より、東京地裁429号法廷で行われます。午後2時より東京地裁前で事前集会を行います。こちらにもご注目、ご支援よろしくお願いします。

