5月15日(水)18時半~(上映開始は18時45分~)
会場)ココネリ第1研修室(西武池袋線練馬駅直結)
参加費)500円(学生・未成年者無料)
主催:レイバーネットねりまの会
☎03-5998-7835 (橘 ※留守電対応につき折返し先のお電話・お名前録音下さい)

※上映後、監督宮崎信恵さんのトークがあります。

ハンセン病問題は、労働問題ではない、のでしょうか?2001年の全国のハンセン病療養所
の入所者たちの決起で勝利した国賠訴訟の原告の女性は「あたしだって、療養所にぶちこ
まれなければ、親のひとりぐらい自分で稼いで面倒見たかった!」と慟哭した。また、
2019年のハンセン病家族訴訟の原告の男性は、「俺は金の卵にさえなれなかった」と語る。
親が療養所に連れ去られ、困窮を極めた生活の挙句、東北の僻地から更に北海道のB級
炭鉱に行き苦労した、と。
健康に働き、闘う事だけが労働運動じゃない!と叫びながら、実は練馬近辺には、ハンセ
ン病療養所を抜け出して、社会復帰した先輩たち、あるいは家族訴訟の原告たちがご存命
ですが、彼らの参加は期待できません。いまだ、根深い差別に怯え、近所の人に見られた
ら大変!というのが彼らの口癖。先日の厚労省のハンセン病への差別意識は目を覆いたく
なる実態。とりわけ、20年近く前の黒川温泉アイレディースホテル宿泊拒否事件に関して
は、仕方がないという差別意見が回答者の1割!5月は、国賠闘争の日々が終わったと思え
ば、この宿泊拒否に端を発した差別ハガキ事件などに追われた、苦闘の時期でもあります。