レイバーネットTV205号は、9月25日に放送しました。テーマは「都知事選で負けたのは「生活と労働」だった!ー石丸現象とマスコミの利権化ー」でした。
「ジョニーと乱の5ミニッツ」で乱鬼龍さんが「総括の深さ鋭さこそ問われ」という川柳を披露していましたが、都知事選をしっかり総括することは、きたるべき国政選挙やわれわれの運動の今後を考えるうえで、とても大事なことです。その点、番組では、竹信三恵子さん、長竹孝夫さん、柴田武男さんが、「石丸現象」の意味・背景をはじめ、さまざまな角度から「都知事選」に切り込みました。都の足元の労働問題、築地跡地再開発、マスメディアの利権化等々、問題を深めることができたと思います。小池都知事の評価をめぐっては、ゲスト同士で意見の食い違いもあり、ハラハラする展開もありました。
柴田さんからは「フジテレビ系列のYouTubeは石丸の『39歳市長が怒り』という切り取り動画をアップして、1362万回の視聴回数をかせいでいる。マスコミが動くとケタが違います。今回の現象が、石丸YouTube現象といわれていますが、じつはマスコミがYouTubeを使って煽りたてたことが、世論を動かした大きな要因になっている」と実証的に構図を明らかにしました。ぜひアーカイブをご覧ください。
なお次回の10月9日(水)は、郵政民営化がもたらした郵政職場の実態をお届けします。<なくそう!郵便局の「過労死・自死・パワハラ」/郵便局員過労死家族会の訴え>(仮)です。ご期待ください。(レイバーネットTVプロジェクト)