海外物産はジェノサイドに加担するな!
那須研一(杉並区学童支援員)

防衛省は「Ⅰ型攻撃用UAV」=小型自爆ドローンの年度内導入を公言。その輸入業務に乗り出しているのが海外物産。機種はIAI社の携行式無人機、ロテムエルとポイントブランク。IAI=イスラエル・エアロスペース・インダストリーズは、目下ジェノサイドを継続中のネタニヤフの軍隊に虐殺兵器を供給している大手軍需企業です。
防衛省の目論みは、今年度のイスラエル製I型ドローンを皮切りに、来年度以降、より大型で殺傷力の高い同国製Ⅱ型Ⅲ型の無人機の購入に踏み込むこと。
今が、公費によるイスラエル製殺傷兵器導入を阻止できるか否かの正念場です。情勢切迫の中、WさんとFさんが私の呼びかけに応えて今朝のスタンディングに参加してくれました。
3人の共通点は、教員経験があること、そして、日の丸君が代強制反対の当事者であったこと。
私とWさんはプラカードを掲げ、Fさんは持参の横断幕が寒風で暴れるのを懸命にポールにくくりつけ、海外物産の入る虎ノ門清和ビル正面入口に向かって立つ。
朝のオフィス街。目の前には多数の通勤者が往来し、海外物産社員?がビル内に吸い込まれていく。
「私は杉並区の学童支援員です。ガザの子どもたちが毎日殺され続けていることに耐えられません。昨日もイスラエル軍はガザ地区に空爆して25人を殺害しました。ジェノサイドは今もなお続いています。その虐殺に使われている兵器を製造している企業からドローンを買うことは、虐殺兵器の生産支援です。ジェノサイドへの加担です」と私。
「海外物産は、これは高性能のドローンだ、と言って防衛省に売り込んでいますが、性能の良い武器とは、多くの人たちを殺した武器、ということです。そのような武器を私たちの税金で買うということは、私たちが虐殺を支援するということです。私は殺戮に加担したくない」とFさん。Wさんがビル上階を振り仰いで叫ぶ。「海外物産はジェノサイドに加担するな!」。私とFさんが唱和する。「加担するな!」。
いつものようにビルの警備員が入れ替わり立ち替わり現れて私たちを見張る。私は語りかけました。「警備員さんも聞いてください。私は1人の市民として、労働者として、個人の意思でここに立っています。私の納めている税金が、殺人支援に使われるのが許せないんです。海外物産の役員、社長に伝えてください。私は納税者として抗議する権利がある、いや、人間として、殺戮に加担するな、と声を上げる義務があります」。

横断幕の効果があってか、この日は注目度が高く、立ち止まってアピールに耳を傾ける人、プラカードを覗き込む人の姿が。
「海外物産がドローン輸入業務を断念するまで抗議を続けます」と宣告して、40分間のスタンディングを終えた。
★来週の「イスラエル製ドローン輸入反対」スタンディング
11/25火曜 NAS前
26水曜 NAS前
27木曜 海外物産前
28金曜 海外物産前
どの日も、8:25〜8:40
*NASへのアクセス
丸の内線・四谷三丁目駅2番出口から地上に出て右手に消防署、それから交番を見ながら進むと右前方足元に黒地に白く「アダムのへそ」の看板。そこを右折して少し進むと左手に工事現場、その先がNAS(日本エヤークラフトサプライ株式会社)。徒歩2分。
*海外物産へのアクセス
銀座線・虎ノ門駅2a出口から地上に上がるとセブンイレブンが見える。その向かって右側に清和ビル(6階に海外物産)。
★ご連絡は nskn521@ezweb.ne.jp(那須)まで。


